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モンテッソーリ教育とは

モンテッソーリ教育は将棋の藤井聡太さんやGoogle創設者のラリー・ペイジが受けていたと言われているため、英才教育のように受け取られるかもしれませんが、もともとは創始者のマリア・モンテッソーリが医師として勤務していた際に障害児に関心も持つところから端を発しており、当初は障害児への教育に注力されていました。

マリア・モンテッソーリは「どのような素晴らしい教育方法があったとしても、それを教える教師を訓練しなければならない」「子どもたちの精神を目覚めさせ、エネルギーを呼び起こし、これらが持続できるよう手段や刺激を提供しるのが教師である」と考え、国際モンテッソーリ協会(AMI)を設立し、教師の訓練に力を入れています。

マリア・モンテッソーリ自身が設立したこの国際モンテッソーリ協会(AMI)が認定するトレーニングセンターにて訓練を受け、国際モンテッソーリ教師資格を取得した保育士が令和5年度4月より入職いたしました。

モンテッソーリ教育というと「教具」ばかりが目に行きがちですが、それは「子どもたちは無用な援助を受けるほど生来の力の発達が妨げられる」等の教育理念に基づいて、それらは使われています。

実際には「反抗的な子どもたちは別にテーブルを用意し、他の子どもたちから離しました。するとこれらの子どもたちは他の落ち着いた子どもたちをよく見ることができ、かつ友だちといることのほうがメリットがあると気づき、他のお友達と一緒に活動したいと思い、結果、落ち着いた振る舞いをするようになった」というように環境設定等していたりするので、そこら辺はTeacchやABAのエッセンスも感じられます。

また、児童を良く観察するように、余計な介入(無用な援助)はしないように言っているので、そこら辺は津守先生(愛育養護学校)のエッセンスも感じ取ることができます。