現状、一般社団法人みらいのヒトミではご利用いただいている保護者の方々への「ペアレントトレーニングの提供」を投入するための万全な体制を構築できておりませんので、以下を参考にしていただければ幸いです。
私どもの療育もご家庭での日々の生活が基本となっております。私たちの療育の成果はご家庭での過ごし方にかかっているといっても過言ではありません。
「みらいNO1」では出来ても自宅ではできない
私どもの施設に来ているあいだはできても、家ではできないという声も良く聞かれます。この多くはおそらくABA(応用行動分析)でいうところの「般化」の問題ではないと思っております。私どもの施設ではじっくり時間をかけながら、子供たちへ細かいルールを浸透させ、大人が主導権を持って療育にあたっております。
子どもが言うことをきかない
保護者の方が子どもとちゃんと向き合おうとして、全部「言葉」でしっかり説明しようとしてしまいその結果、お子さんがわがままになってしまうケースを良く見かけます。
「言葉」でしっかり説明しようとすればするほど、お子さんもそれを真似てしまい、「言葉で説明すればお父さんお母さんもわかってくれる」と思い、それが「いやなことがあると言葉でしっかり説明すれば回避できる」ことにつながり、さらには「言い訳ばかりする」ような傾向がでてきてしまったりします。一番怖いのは「言い訳ばかりする」ようになってしまう癖がついてしまうと社会に出たときにまったく通用しなくなってしまいます。(※皆さん、大学に入れれば等学歴を心配されますが、こちらのほうが非常に重要なことです)
以下は「子育てプリンシプル」奥田健次著からの抜粋です、参考にしてください。
….多くの親がこのような態度をとります。つまり「説得」や「説明」で切り抜けようとするわけです。たいていの親が「子どもにちゃんと説明すれば理解してくれる」「子どもも『ごめんなさい』と言うので反省してくれている」と思い込んでいます。そこで、子どもの気持ちに寄り添うような言葉をかけます。しかし、そうした態度は、ただ子どもにこびているだけです。…..
恐らく、大人が主導権を取れていないということなんだと思います。